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李氏朝鮮王族の王陵
朝鮮王陵は、朝鮮半島に散在する李氏朝鮮時代の歴代王族の王陵で、そのうち廃位された二人の王、燕山君、光海君の墓を除く40基が2009年に世界遺産に登録されました。王の陵は朝鮮王朝の首都であった漢都(現在のソウル)から10里以上100里まで離れた地域(4キロ以上40キロ以内の距離)の風水学的に優れた場所が選ばれ、また王陵は神聖な場所とされ極力建造物を排した為、緑豊かで景観的にも大変優れています。また5世紀に渡り建造された為、その時代背景や埋葬場所の地形等により、少しずつ変化してゆきました。 
祭祀が行われる建物・丁字閣 丁字閣を守るホンサル門
519年に及ぶ李氏朝鮮時代の歴代王の王陵は建造当時から管理が施されてきたため保存状態もよく、また王を祀る行事が現在でも行われている点が優れているとされ、韓国では9番目に世界遺産に登録されました。前述の様に王陵はソウル中心部から離れた場所に散在していますので、観光には少々不便でしたが、世界遺産に登録されたのを機に、多くの人々が各地の王陵を訪れるようになりました。特にソウルの江南にある宣陵(ソンルン)や、京畿道驪州郡(ヨジュグン)にあるハングルを制定した世宗(セジョン)王の王陵(英陵:ヨンルン)、また朝鮮王朝始祖である太祖など9つの陵がある東九陵(トングルン:京畿道九里市)は特に有名です。 
封墳を取り囲む文官、武官の像 さらに石造の羊、虎が守りを固める
宣陵(ソンルン) 英陵(ヨンルン)
宣陵はソウル中心部に近い江南(カンナム)エリアの真ん中にある王陵で、靖陵と合わせ宣靖陵とも呼ばれます。宣陵は「文化の黄金期」と呼ばれるほど善政を敷いたとされる9代目の王、成宗の墓。靖陵には成宗の息子で第11代王.中宗と、成宗の側室であり中宗の母である貞顯王后が葬られています。都会の真ん中にぽっかりと存在する宣靖陵は王陵の神聖さを忠実に表しています。 英陵(ヨンルン)は1万ウォン紙幣のモデルとしても知られる第4代王.世宗とその后である昭憲王后の合葬陵。元々は父王である太宗の陵墓に合わせて埋葬されましたが、その後母の一族.閔氏の本貫である驪州郡に移葬されました。陵内には世宗が製作させた測雨器、日時計、水時計の他に記念館もあり、観光地として大勢の人々が英陵を訪れています。
東九陵(トンクルン) 健元陵(コンウォンルン)
ソウル郊外の九里(クリ)市にある朝鮮王朝の王陵群。朝鮮王朝の始祖である太祖の陵(健元陵)、第21代英祖の陵(元陵)など500年に亘り、9陵17位の王と后妃の陵墓が建造されました。5世紀に渡る王家の陵として規模も大きく、朝鮮王陵を代表する群陵とされ、丁寧に手入れされた緑に囲まれた景観の良さも知られています。 朝鮮王朝の始祖、太祖の陵。王陵の盛り土には青々とした芝生が覆っているのが一般的ですが、健元陵には芝生の代わりにススキが一見すると荒れた状態で生い茂っています。このススキは息子達が殺戮を伴う後継争いを繰り広げるなど決して穏やかとはいえない晩年を送った太祖が死を目前として故郷の土と草の下で眠ることを願ったため故郷である咸興から移植されたと伝えられています。
西五陵(ソオルン) 悲話が伝わる弘陵(ホンルン)
西五陵は東九陵に次いで規模の大きい朝鮮王家の陵群。世祖の息子であり第9代王成宗の父である追尊王徳宗とその妃が眠る敬陵や第8代王睿宗とその妃の陵など5つの王陵が集まっています。西五陵には墓の横が空いている一見すると未完成の状態の弘陵(ホンルン)があります。 この陵には第21代王英祖(ヨンジョ)の王妃である貞聖王后が眠っています。貞聖王后は43年間に渡り英祖と共に過ごした王妃で、英祖は死後も王妃と共に眠ることを願い、王妃の墓の横を空けさせていました。しかし英祖の死後、風水によって英祖は東九陵に葬られることとなり、王妃の墓の横は永遠に空けたままとなりました。
朝鮮王陵一覧(歴代王のみ)
陵群名
被葬者           
陵名
所在地

東九陵

 始祖:太祖
 5代:文宗
 14代:宣祖
 18代:顕宗
 21代:英祖
 24代:憲宗

 健元陵(コンウォンルン)
 顕陵(ヒョンルン)
 穆陵(モクルン)
 崇陵(スンルン)
 元陵(ウォンルン)
 景陵(キョンルン)

  京畿道 九里(クリ)市 仁倉洞

西五陵

 8代:睿宗
19代:粛宗
 昌陵(チャンルン)
 明陵(ミョンルン)
  京畿道 高陽(コヤン)市    

西三陵

 12代:仁宗
 25代:哲宗
 孝陵(ヒョルン)
 睿陵(イェルン)
  京畿道 高陽(コヤン)市

宣靖陵

 9代:成宗
 11代:中宗
 宣陵(ソンルン)
 靖陵(ジョンルン)
  ソウル市 江南(カンナム)区

獻仁陵

 3代:太宗
 23代:純祖
 獻陵(ホンルン)
 仁陵(インルン)
  ソウル市 端草(ダンチョ)区 

隆健陵

 22代:正祖
 思悼世子     
 健陵(ゴンルン)
 隆陵(ユンルン)
  京畿道 華城(ファソン)市 

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 2代:定宗  厚陵(フルン)   北朝鮮 開城(ケソン)市

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 4代:世宗  英陵(ヨンルン)   京畿 驪州(ヨジュ)郡

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 6代:端宗  荘陵(ジャンルン)   江原道 寧越郡( ヨンウォルグン)

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 7代:世祖  光陵(クァンルン)   京畿道 南楊州(ナムヤンジュ)市

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 10代:燕山君  燕山君墓
※廃位されたため陵名なし
  ソウル市 道峯(ドボン)区 

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 13代:明宗  康陵(カンルン)   ソウル市 蘆原(ノウォン)区 

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 15代:光海君  光海君墓
※廃位されたため陵名なし
  京畿道 南楊州(ナムヤンジュ)市 

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 16代:仁祖  長陵(ジャンルン)   京畿道 坡州(パジュ)市 

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 17代:孝宗  寧陵(ニョンルン)   京畿道 驪州(ヨジュ)郡 

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 20代:景宗  懿陵(ウィルン)   ソウル市 城北(ソンブッ)区 

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 26代:高宗
 27代:純宗
 洪陵(ホンルン)
 裕陵(ユルン)
  京畿道 南楊州(ナムヤンジュ)市