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境内に3つの国宝を有し、現在でも多くの僧侶達が盛んに修行を行っている松広寺
松広寺は高麗時代に16人もの国師(高僧に対して王から贈られる諡号の1つ)を輩出し、仏の3つの宝を有する「三宝寺」の一つとして知られています。「三宝」とは仏教の宝とされる「仏、法、僧」のことを言い、その宝をひとつずつ擁した3つの寺を三宝寺と呼び、松広寺は古来から多くの高僧を輩出していることから「僧宝寺刹」とされています。その他、釈迦の仏舎利を奉った通度寺(トンドサ)、が「仏宝寺刹」、世界遺産にも登録されている八万大蔵経がある海印寺(へインサ)を「法宝寺刹」としています。現在でも多くの修行僧が松広寺で修行を行っており、国内だけでなく外国からの修行僧も受け入れています。 
松広寺は新羅時代の末期に慧麟(へリン)禪師が創建した吉祥寺に由来し、高麗時代に現在の松広寺と改称されました。多くの高僧を輩出しながらも度重なる災難によって現在まで8回に亘り再建され、1980年代の再建事業によって33軒の建物が復元され現在の形になりました。また松広寺は多くの国宝を有することでも知られ、朝鮮時代前期建築様式を色濃く残し国師の肖像画が奉られている国師殿、高麗時代の文書である高麗高宗制書、そして木彫三尊仏龕の3つの国宝を所有しています。文化財の数もさることながら、多くの優れた修行僧を抱える松広寺は僧を尊ぶ、韓国を代表する禅寺とされています。 
国宝:国師殿 国宝:高麗高宗制書       国宝:木彫三尊仏龕 
国師殿は朝鮮時代前期の建築様式を残す木造建築物で、松広寺が輩出した国師の肖像画が祀られています。1951年に松広寺が大火事に見舞われた際、唯一焼失を逃れることができ、国師の法力で守られたと信じられています。同じく国宝の高麗高宗制書は高麗時代の1216年に製作された文書で、絹地を7枚繋げて作られており横幅3.7メートルに及びます。 高麗時代の文書で僧侶に宛てたものは何点も現存しておらず、大変貴重な物とされています。そして松広寺が所蔵する3点目の国宝.木彫三尊仏龕は高さが17センチと小ぶりながらも細部まで正確に描写されており、当時の彫刻様式を知る貴重な資料ともなっています。全体が3部分で構成されており、中央に本尊仏が、両扉に菩薩と童子が彫られています。
松広寺境内
♣観光地 情報データ

    観 光 地 名     :     松廣寺(ソングァンサ)   / 송광사


  

   【 観光地 情報 】  

  住        所

 全羅南道 順天市 松広面 新平里 12   

  (ハングル)

 전라남도 순천시 송광면 신평리 12

  観覧時間

 夏季:06:00~19:00  冬季:07:00~18:00
  休 日  なし
  入 場 料  大人2500ウォン、子供1500ウォン

  お問い合わせ先

 061-755-0107
  ホームページ  http://www.songgwangsa.org  (韓国語.英語.日本語)
  現地 アクセス  光州(クァンジュ)総合バスターミナルから松広寺行きバス乗車。約1時間30分所要
 順天(スンチョン)市外バスターミナルから松広寺行きバス111番バス乗車。約1時間30分所要

  
    ♣ 注 意 事 項

  • 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。

  • 最終更新日 : 2015. 03. 07