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韓国の人々に愛される「春香伝」の舞台となった広寒楼
全羅南道の南原(ナムウォン)にある広寒楼は、1419年の建立当時には広通楼と呼ばれていました。その後1444年鄭麟趾(チョン・インジ)がその美しい景色を見て、まるで月の宮にある広寒清虚府のようだと語り、ここを「広寒楼」と名付けたという話が伝わっています。韓国の語り物であるパンソリの演目の一つ「春香歌」では、イ・ドリョンと春香のロマンスが生まれた場所として登場することでも有名です。 総面積 2万坪の広寒楼園には七夕の牽牛と織女の伝説が盛られた烏究橋を含め、広寒桜を中心に春香舎堂や春香館などがあり、毎年5月には「春香祭」も開催されています。
広寒楼を舞台にしたパンソリの「春香歌」は次のようなストーリーです。南原府使の息子・李夢龍(イ・モンニョン)は、妓生の娘・成春香(ソン・チュニャン)を、広寒楼で見初め、お互いに愛するようになりました。 しかし父の任期が終わり、夢龍は漢陽(現在のソウル)に帰ることになり夢龍と春香は再会を誓って別れることになります。新たに赴任した卞(ピョン)府使は、春香の美貌を聞きつけて言い寄りますが、春香は夢龍への貞節を守ることを主張して従いません。激怒した卞府使は春香を拷問した上、投獄してしまいます。 
夢龍は科挙に合格して官吏となり、暗行御史として南原に潜入します。夢龍は卞府使の悪事を暴いて彼を罰し、春香を救出します。その後二人は末永く幸せに暮らしたという内容です。
パンソリの春香歌の舞台で有名な全羅南道、南原の広寒楼
「春香楼」ともいわれるこの広寒楼は朝鮮時代の世宗大王の時代(1418年~1450年)に建てられましたが、その後文禄・慶長の役の際に焼失。その後1638年に再建されました。その後、世祖の時代に元の楼閣を再建し、二軒の建物を一つに結ぶ独特作りとなり、前方には蓮の池が配置された美しい楼閣です。 「春香伝」はストーリーはフィクションですが登場人物は実在の人物として記録に残っています。物語のハッピーエンドとは違い二人の恋は春香の死によって叶えられなかったと伝わっています。
春香の祠堂
春香の祠堂は春伝の困難にも負けない一途な気持ちを後世にも伝えるために1931年に建てられました。
祠堂の中央には春香の肖像画が安置されています。また内部の鮮やかな装飾も見事です。
月梅(ウォルメ)の家
ここは春香の母親である月梅(ウォルメ)の名がつけられた当時の南原の典型的な一般家屋を再現したものです。 物語の中で夢龍と春香が結婚式をあげた場所でもあります。
♣観光地 情報データ     


    観 光 地 名    :   広寒楼(クァンハンル)  /  광한루      



   【 観光地 情報 】  

  住        所

 全羅北道(ジョラナムド)南原市(ナンウォンシ)川渠洞(チョンゴドン)78番地

 (ハングル)  전라북도 남원시 천거동 78번지

  休 館 日

 年中無休
  入 場 料  19才以上:2,500ウォン、13~18才:1,500ウォン、7~12才:1000ウォン

  観 覧 時 間

 4~10月 08:00~20:00(19:00~20:00無料開放)
 11~3月 08:00~20:00(18:00~20:00無料開放)

  お問い合わせ先

  063)625-4861

  ホームページ

 http://www.gwanghallu.or.kr/

  現地 アクセス  南原高速ターミナルからタクシーで 約5分所要。

  
    ♣ 注 意 事 項
  • 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。
  • 最終更新日 : 2011.12.20