済州の火山島と溶岩洞窟群【済州島観光スポット・ハナビツアー】

世界自然遺産：済州の火山島と溶岩洞窟群
朝鮮半島の南、約１３０ｋｍに位置する済州島は約２００万年前の火山の噴火によってできたとされます。そのため島内には１２０を超える溶岩洞窟が散在し、また島の中央部にそびえる漢拏山（ハルラサン）には火山特有の自然が多く残されており、その一帯は国立公園にも指定されました。韓国には火山が少なく、本土ではほとんど見られないダイナミックな自然を求め、多くの観光客が済州島を訪れています。２００７年のユネスコ世界自然遺産登録後、保護の観点から立ち入りが制限された場所もあり、現在漢拏山は火口脇以上の立ち入りが禁止され、頂上へは立ち入ることができなくなりました。

漢拏山自然公園
		漢拏山は約８００年前の高麗時代に最後の噴火を終え、現在活動を休んだ状態にあります。漢拏山山頂には火山湖の白鹿潭（ペンノクタム）があり、初夏まで雪を残す景色の素晴らしさは済州十景にも入ります。また漢拏山一帯に自生する植物は亜熱帯、温帯、寒帯の植物が、異なる場所で垂直に分布しているとされ、また一万年以上前に孤立したため島特有の固有種もこの一帯で数多く発見されています。標高８００メートル以上の自然保護区は１９６０年代から極力人の手が加えられないように保護され、手付かずの自然が残されているのが特徴です。

拒文岳溶岩洞窟群			城山日出峰（ソンサンイルチュルボン）

済州島北東部に広がる溶岩洞窟群の中でも萬丈窟(マンジャングル)と呼ばれる総距離13.4ｋｍに及ぶ溶岩洞窟は有名。約250万年前で、済州道火山が形成される際に漢拏山噴火口より溢れ出た溶岩が海に流れ込み形成されたとされています。			済州世界自然遺産に含まれる城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)は済州島を代表する景勝地の一つとして済州島１０景にも選ばれています。頂上から眺める日の出の美しさは文献などによって昔から伝えられてきました。

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